【8月1日・2日】日本産業精神保健学会のシンポジウムで2つ発表してきました
2026年8月1〜2日に大阪府枚方市で開催された第33回日本産業精神保健学会(https://jsomh33.com/)に参加してきました。
シンポジウム1 「適応反応症を通して考える職場の多様性と包摂性」では、シンポジストとして、「“治す”から“活かす”という視点へ」というタイトルで発表しました。
現在は「適応障害」という病名が中心ですが、今後は「適応反応症」という病名に代わります。しかし、2つの疾患は全く同じではありません。“こだわり”や“回避”、“反芻思考”、“機能障害”といったキーワードについて精神科医の立場から説明しました。また、適応反応症(適応障害)は個人のストレス脆弱性として捉えられる傾向がありますが、それだけではなく、個人と職場環境のミスマッチを示すアラートという視点を提示しました。ディスカッションでは、座長や他のシンポジストだけでなく、会場からも多くの意見・質問が挙がり、活発なシンポジウムとなりました。
シンポジウム11「リワークの現在とこれから」では、シンポジストとして、「医療リワークの必要性と課題 〜精神科産業医の視点から〜」というタイトルで発表しました。
私は精神科医として医療リワークプログラムに関わっていますが、本シンポジウムでは産業医としてメンタルヘルス対応に取り組む立場からコメントしました。
まずは私が休業者の復職判定面談におけるチェックポイントを提示し、それに対応する形で医療リワークに期待することを説明しました。後半ではリワークが内包している課題と対応策について述べました。学会最後のプログラムでしたが、多くの方々に聴いていただき、関心の高さを感じました。
8月17日から9月30日までオンデマンド配信も行われますので、興味ある方はぜひご聴講ください。
代表取締役(精神科医+産業医) 後藤 剛

